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親雲上
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ペイチン
ふりがな文庫
“
親雲上
(
ペイチン
)” の例文
親雲上
(
ペイチン
)
(うやくもい)などゝ同じく、役人に対して言ふ敬意を含んでゐるのであらう。王朝時代は、役地が与へられてゐて、下級女官の実を存してゐたのである。
琉球の宗教
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此神の名は
儀来
(
ニライ
)
の
大主
(
ウフヌシ
)
、長者の名は長者の
大主
(
ウフヌシ
)
、家長の名は
親雲上
(
ペイチン
)
と言ふ。
童満祭
(
ワラビミチ
)
に行ふ(三)。私の目で見た知識よりも、更に大きな補助を、島袋源七・比嘉春潮二氏の報告から得ました。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
長者
(
チヤウジヤ
)
の
大主
(
ウフシユウ
)
と言ふ、仮装した人を先に立てゝ、その長男と伝へられてゐる
親雲上
(
ペイチン
)
——実は、その地の豪族を示すものらしい——その他、をどりの人衆が、夫々わり宛てられた役目の服装をした
組踊り以前
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
多くの土地では、
親雲上
(
ペイチン
)
が
大主
(
ウフツシユ
)
を迎へて後、扇をあげて招くと、
儀來
(
ギライ
)
の
大主
(
ウフヌシ
)
が登場して、五穀の種を親雲上に授けて去る。其後、狂言が始まるのだが、村によつて、皆、別々の筋を持つて居る。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
長者の
大主
(
ウフツシユ
)
は、其村の祖先と考へられて居るもので、白髯の老翁に扮してゐる。此が村をどりの先導に立つ一行の頭である。此頭が舞臺に上ると、役名を
親雲上
(
ペイチン
)
と稱する者が迎へてもてなすのである。
国文学の発生(第三稿):まれびとの意義
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“親雲上”の解説
親雲上(ペーチン、または、ペークミー)は、琉球王国の士族の称号の一つ。主に中級士族に相当する者の称号である。黄冠を戴き、銀簪を差した。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
雲
常用漢字
小2
部首:⾬
12画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“親”で始まる語句
親
親戚
親父
親爺
親仁
親子
親切
親方
親類
親身