“親仁殿”の読み方と例文
読み方割合
おやじどの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はて、何んであろうと、親仁殿(おやじどの)が固くなって、もう二、三度穿(ほ)り拡げると、がっくり、うつろになったので、山の腹へ附着(くッつ)いて、こう覗(のぞ)いて見たそうにござる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
親仁殿(おやじどの)、鍬(くわ)をかついで、この坂下へ遣(や)って来て、自分の借地(しゃくち)を、先(ま)ずならしかけたのでございます。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
別に何んにもありませんので、親仁殿(おやじどの)は惜気(おしげ)もなく打覆(ぶっかえ)して、もう一箇(ひとつ)あった、それも甕で、奥の方へ縦(たて)に二ツ並んでいたと申します——さあ、この方が真物(ほんもの)でござった。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)