“視開”の読み方と例文
読み方割合
みひら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寐入ッたのかと思えばそうでもなく、眼はパッチリ視開みひらいている、その癖静まり返ッていて身動きをもしない。やがて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
忿怒ふんどの面火玉のごとくし逆釣ったる目を一段視開みひらき、畜生、のっそり、くたばれ、と大喝すれば十兵衛驚き、振り向く途端にまっ向より岩も裂けよと打ち下すは
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)