“要々”の読み方と例文
読み方割合
かなめかなめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丹波には久下くげ一族をのこし、但馬たじまには細川、仁木。播州ばんしゅうには赤松。そのほか、四国、山陽の諸所の要々かなめかなめにはキメ石を打って、退いていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍側じそくの士や閣臣たちや、僧侶や茶道衆や、秀忠の床几しょうぎのまわりには勿論多くの警固がついているが、さらにその小高い場所を中心にして、遠巻きに要々かなめかなめには、見張りの警戒が二重にそこを隔てている。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)