西頸城にしくびき)” の例文
東京では「猫じゃらし」といっているえのころ草を、越後の西頸城にしくびき郡ではネコソバエ、三河の東加茂ひがしかも郡でも同様に猫そばえといっている。
其間に新潟県西頸城にしくびき郡を抱いている。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
これは来過ぎたわいと、少し引き返して出直して行かれたという所を、諏訪の平というのだそうであります。(小谷口碑集。新潟県西頸城にしくびき郡根知村)
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
越後の西頸城にしくびき地方で、この草をツンボグサというわけはまだはっきりしない。
ツケドミ 信州の山村にも知れ渡った食物、いわゆる四十物(アイモノ)の一つ、長鰯を粉糠と塩とで漬けたもので、主として越後西頸城にしくびきの海浜から、歩荷ぼっかの肩で運び入れられた(郷土一巻四号)。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ドコドコ 同 西頸城にしくびき