“西並”の読み方と例文
読み方割合
にしなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋根が低くて広く見える街路みちには、西並にしなみの家の影が疎な鋸の歯の様に落ちて、処々に馬をはづした荷馬車が片寄せてある。にはとり幾群いくむれも幾群も、其下に出つ入りつこぼれた米を土埃ほこりの中にあさつてゐた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)