裾曳すそひ)” の例文
髪をれざる働きに俊雄君閣下初めて天に昇るを得て小春がその歳暮くれ裾曳すそひひろめ、用度をここに仰ぎたてまつれば上げ下げならぬ大吉が二挺三味線にちょうざみせんつれてそのおり優遇の意をあきらかにせられたり
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)