トップ
>
裁縫
>
おはり
ふりがな文庫
“
裁縫
(
おはり
)” の例文
上塩町地蔵路次の裏長屋に家賃五円の平屋を見付けてそこに移ると、早速、
裁縫
(
おはり
)
教えますと小さな木札を軒先につるした。
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
そういえば
裁縫
(
おはり
)
の師匠の内の
小女
(
こおんな
)
が、たったいま一軒隣の芋屋から
前垂
(
まえだれ
)
で盆を包んで、裏へ入ったきり、日和のおもてに人通りがほとんどない。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
裁縫
(
おはり
)
は出来るの」
小さきもの
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
いや、事実ですよ……家はこんなでも、
裁縫
(
おはり
)
に
行
(
ゆ
)
く
先方
(
さき
)
に、また、それぞれ
朋
(
とも
)
だちがありましてな、それ引手茶屋の娘でも、大分
工合
(
ぐあい
)
が違って来ました。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裁縫
(
おはり
)
は絹物、久留米物など上手とはいえなかったが、これは母親譲り、月謝五十銭の界隈の娘たち相手にはどうにか間に合い、むろん近所の仕立物も引き受けた。
青春の逆説
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
▼ もっと見る
まるで
裁縫
(
おはり
)
をするために生れて来たような女で、いつみても、薄暗い奥の部屋にぺたりと坐り切りで縫物をしていたが、お君が十五の時、糖尿病をわずらって死んだ。
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
“裁縫”の意味
《名詞》
裁 縫(さいほう)
布地を裁って衣服などに縫い上げること。
(出典:Wiktionary)
“裁縫”の解説
裁縫(さいほう)は、布などを裁ち(裁断)、縫う(縫合)こと。手芸のうち針と糸などを使って布を縫い衣服などを制作する行為(広義の家事)。縫いもの、針仕事ともいう。マジックペンの使用や布を縛ることも裁縫の一部として知られている。
作業者は、針子、お針子、江戸時代には針妙(しんみょう)と呼ばれた。
(出典:Wikipedia)
裁
常用漢字
小6
部首:⾐
12画
縫
常用漢字
中学
部首:⽷
16画
“裁縫”で始まる語句
裁縫師
裁縫室
裁縫屋
裁縫物
裁縫料
裁縫係
裁縫器
裁縫機械