表裝へうさう)” の例文
新字:表装
法衣ころも袈裟けさか、古幅こふく表裝へうさうか、それとも女の締める帶かな、——間違ひもなくこれは金襴きんらんの屑だよ」
賊はそれを持ち運ぶのに困つたものか、上下のぢくを切り離して、絹に描いた繪だけを持つて行つてゐる——軸の木は表裝へうさう金襴きんらんをつけたまゝ、賽錢箱の蔭に捨てて行つたのは不敵な振舞ぢや