“蚊張”の読み方と例文
読み方割合
かや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は眼を開けて時々蚊張かやの外に置いてある洋燈ランプを眺めた。夜中に燐寸マッチを擦って烟草たばこを吹かした。寐返ねがえりを何遍も打った。もとより寐苦しい程暑い晩ではなかった。雨が又ざあざあと降った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)