“虚器”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょき50.0%
ロボット50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔叔圉こうしゅくぎょが死に、其の未亡人で蒯聵の姉に当る伯姫はくきが、息子のかい虚器きょきに擁して権勢を揮い始めてから、漸く衛の都の空気は亡命太子にとって好転して来た。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
父のタマセセが昔、独逸ドイツ人に擁立された虚器ロボットだった関係で、小タマセセには一部独逸人の支持があったからだ。スティヴンスンは又、無益な抗議を方々に向って試みた。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)