藻汐もしお)” の例文
またはじめに「藻汐もしおく」と置きしゆえ後に煙とも言いかねて「あまのしわざ」と主観的に置きたるところいよいよ俗にち申候。
歌よみに与ふる書 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
八重霞といふものもとより八段に分れて霞みたるにあらねば、一重といふこと一向に利き不申、またはじめに「藻汐もしお焼く」と置きし故、後に煙とも言ひかねて「あまのしわざ」と主観的に置きたる処
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)