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藤尾
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ふじお
ふりがな文庫
“
藤尾
(
ふじお
)” の例文
「
貴所方
(
あなたがた
)
は」と糸子を差し置いて
藤尾
(
ふじお
)
が振り返る。黒い髪の陰から
颯
(
さっ
)
と白い顔が
映
(
さ
)
す。頬の端は遠い
火光
(
ひかり
)
を受けてほの赤い。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
常でさえ宗近君に
捕
(
つら
)
まると何となく不安である。宗近君と
藤尾
(
ふじお
)
の関係を知るような知らぬような
間
(
ま
)
に、自分と藤尾との関係は成り立ってしまった。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
主人公は机の前へ座を移して、口から吹く濃き煙を眺めながら考えている。今日は
藤尾
(
ふじお
)
と大森へ行く約束がある。約束だから行かなければならぬ。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
藤
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
尾
常用漢字
中学
部首:⼫
7画
“藤”で始まる語句
藤
藤蔓
藤棚
藤村
藤原
藤孝
藤壺
藤堂
藤袴
藤氏