“薬煉(くすね)” の例文
猪の脂(あぶら)と松脂(まつやに)とを煮溜めた薬煉(くすね)は弓弦(ゆづる)を強めるために新らしく武器庫(ぶきぐら)の前で製せられた。兵士(つわもの)たちは、この常とは変って悠々閑々(ゆうゆうかんかん)とした戦いの準備を心竊(こころひそか)に嗤(わら)っていた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)