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薫烟
ふりがな文庫
“薫烟”の読み方と例文
読み方
割合
くんえん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くんえん
(逆引き)
それは、
聖
(
セント
)
テレザにも乳香入神などと云われているんだが、
薫烟
(
くんえん
)
や蒸気の幕を
透
(
とお
)
して見ると、凹凸がいっそう鮮かになり、またその残像が、時折奇怪な像を作ることがあるのだ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
初期の浮世絵師が
日永
(
ひなが
)
にまかせて丹青の筆をこめたような、お国
歌舞伎
(
かぶき
)
の図を描いた二枚折りの屏風が立て廻されてあって、床には、
細仕立
(
ほそじたて
)
の
乾山
(
けんざん
)
の水墨物と香炉には冷ややかな
薫烟
(
くんえん
)
が
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
薫烟(くんえん)の例文をもっと
(2作品)
見る
薫
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
烟
漢検1級
部首:⽕
10画
“薫”で始まる語句
薫
薫陶
薫香
薫物
薫風
薫々
薫蒸
薫習
薫育
薫陸
“薫烟”のふりがなが多い著者
小栗虫太郎
吉川英治