蕭寺しょうじ)” の例文
彼の経綸けいりんは、彼の不覊ふきなる傲骨ごうこつと共に、寂寥せきりょうたる蕭寺しょうじの中に葬られたり。滔々とうとうたる天下は、温かなる泰平の新夢に沈睡して、呼べどもむべしと見えざりき。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)