蕎麦掻そばが)” の例文
旧字:蕎麥掻
「そうそう熱があって、身体がだるいといっていたの、おおかた風邪かぜだろう。蕎麦掻そばがきのできる間、そこに寝ていさっしゃれ」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
湯を沸かして、これから蕎麦掻そばがきを馳走してやろうといい、七輪の欠けたようなものへ木炭すみをつぎ、付火木つけぎをくべ、火だねを作ってフウフウと火を吹きはじめる。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)