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蕃蛇剌馬
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ばんじゃらあまん
ふりがな文庫
“
蕃蛇剌馬
(
ばんじゃらあまん
)” の例文
一寸
(
ちょいと
)
、其の
高楼
(
たかどの
)
を
何処
(
どこ
)
だと思ひます……
印度
(
インド
)
の中のね、
蕃蛇剌馬
(
ばんじゃらあまん
)
……
船着
(
ふなつき
)
の貿易所、——お前さんが御存じだよ、私よりか
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お聞きよ此を! 今、現在、私のために、
荒浪
(
あらなみ
)
に漂つて、
蕃蛇剌馬
(
ばんじゃらあまん
)
に辛苦すると同じやうな
少
(
わか
)
い人があつたらね、——お前は何と云ふの!何と言ふの?
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
七年
幾月
(
いくつき
)
の其の日はじめて、世界を代へた
天竺
(
てんじく
)
の
蕃蛇剌馬
(
ばんじゃらあまん
)
の
黄昏
(
たそがれ
)
に、緋の色した
鸚鵡
(
おうむ
)
の口から、同じ
言
(
ことば
)
を聞いたので、身を
投臥
(
なげふ
)
して泣いた、と言ひます。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
蕃
漢検準1級
部首:⾋
15画
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
剌
漢検1級
部首:⼑
9画
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画