蔵普請くらぶしん)” の例文
旧字:藏普請
七歳ななつのとしに父親てておや得意場とくいば蔵普請くらぶしんに、足場を昇りてなかぬりの泥鏝こてを持ちながら、下なるやつこに物いひつけんと振向く途端、暦に黒ぼしの仏滅とでも言ふ日で有しか、年来れたる足場をあやまりて
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)