蔦蔓つたかつら)” の例文
と手水鉢の柄杓を口にくわえて、土手の甚藏が蔦蔓つたかつらに掴まって段々下りて行くと、ちょうど松柏の根方ねがたっている処に足掛りをこしらえて、段々と谷間たにあいへ下りまして
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
足掛りの無い処を狙いすまして新吉が腰にしたる小刀しょうとうを引抜き、力一ぱいにプツリと藤蔓ふじづる蔦蔓つたかつらを切ると、ズル/\ズーッと真逆まっさかさまに落ちましたが、うして松柏の根方は張っているし
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)