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蔡仲
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さいちゅう
ふりがな文庫
“
蔡仲
(
さいちゅう
)” の例文
実はすでに——東の方は
峴山
(
けんざん
)
の道を、
蔡和
(
さいか
)
の手勢五千余騎で塞がせ、南の外門路一帯には、
蔡仲
(
さいちゅう
)
に三千騎をさずけて伏兵とさせてある。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鄭
(
てい
)
の君がその臣
蔡仲
(
さいちゅう
)
の専横を憎んで、蔡仲の
聟
(
むこ
)
に命じて彼を殺害させようとした時に、蔡仲の娘がそれと知って、もしこの事を父に告げると、夫が父のために殺されるし
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
「むむ……なるほど。ではご苦労だが足ついでに、
甘寧
(
かんねい
)
の部隊へ行って、甘寧のもとにおる
蔡和
(
さいか
)
、
蔡仲
(
さいちゅう
)
の様子をひとつ見ておいてくれんか」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「先頃、丞相がご成敗になった
蔡瑁
(
さいぼう
)
の
甥
(
おい
)
に、
蔡和
(
さいか
)
、
蔡仲
(
さいちゅう
)
という者がいます。叔父蔡瑁がお手討ちになったため、いま謹慎中の身でありますが」
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おそらく、てまえの弁舌だけでは、なお曹操を信じ切らせるには至らなかったでしょうが、折も折、
蔡和
(
さいか
)
、
蔡仲
(
さいちゅう
)
の諜報が、そっと彼の手に渡されたのです。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「かねての計画に従って、まず、味方の内へまぎれこんでいる
蔡仲
(
さいちゅう
)
、
蔡和
(
さいか
)
のふたりを
囮
(
おとり
)
とし、これを逆用して、敵の大勢をくつがえすこと。……その辺はぬかりなく心得ておろうな」
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“蔡仲”の解説
蔡仲(さいちゅう、生没年不詳)は、西周時代の蔡の君主。姓は姫、名は胡。蔡叔度の子。蔡叔度の死後、品行を改め正し、徳に従い善に励んだことから、周公旦に任用されて魯の卿士となった。かれの政治によって魯国はよく治まったので、周公旦は成王に進言し、姫胡は蔡に封じられ、蔡叔の祭祀を継承した。
(出典:Wikipedia)
蔡
漢検1級
部首:⾋
14画
仲
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“蔡”で始まる語句
蔡
蔡瑁
蔡和
蔡邕
蔡九
蔡京
蔡福
蔡陽
蔡慶
蔡温