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蓬生
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よもぎふ
ふりがな文庫
“
蓬生
(
よもぎふ
)” の例文
白樺
(
しらかんば
)
よ、
蓬生
(
よもぎふ
)
の
大海原
(
おほうなばら
)
に
浴
(
ゆあみ
)
する女の
身震
(
みぶるひ
)
、風がその薄色の髮に戲れると、おまへたちはなにか祕密を守らうとして象牙の戸のやうに
脚
(
あし
)
を合せる。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
うらなごむ春日よろしみ
蓬生
(
よもぎふ
)
や花のなづなを踏みて暮しつ
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
罌粟
(
けし
)
の
花
(
はな
)
、
愛
(
あい
)
の疲の
眠
(
ねむり
)
、片田舍の廢園。
蓬生
(
よもぎふ
)
の
中
(
なか
)
に、ぐつすり
眠
(
ねむ
)
るまろ
寢姿
(
ねすがた
)
——靴の
音
(
おと
)
にも眼が醒めぬ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“蓬生”の解説
「蓬生」(よもぎう)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第15帖。巻名は末摘花の荒廃した邸に茂る蓬に因む。
(出典:Wikipedia)
蓬
漢検準1級
部首:⾋
14画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“蓬生”で始まる語句
蓬生庵