“蒼沼”の読み方と例文
読み方割合
あおぬま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒼沼あおぬまの水は可恐おそろしい、人をして不倫の恋をなさしむるかと、私はねたもうとした。」
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小松原さん、この梅雨あけにも田圃へ水が出ましてね、先刻さっきおっしゃいました、踏切の前の橋も落ちたんですよ。蒼沼あおぬまあふれたんですって、田圃の用水は、みんなそこから来るんだって申します……
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)