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蒸気
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いき
ふりがな文庫
“
蒸気
(
いき
)” の例文
旧字:
蒸氣
厚ぼたい衣を著て、頭には水色の
巾
(
きれ
)
をかぶっている。その女の前には鍋に何か煮てあり、それから白い
蒸気
(
いき
)
が立ち、鍋の下に赤い火の燃えているところが画いてある。
リギ山上の一夜
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
半焼けの器物が無惨に散らばって、
黒焦
(
くろこげ
)
の木はプスプスと白い
蒸気
(
いき
)
を吹いていた。火元は確に台所らしく、放火の跡と思われる様な変った品物は一つも見当らなかった。
琥珀のパイプ
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
ひどい
空腹
(
すきはら
)
の処へ、素的に
旨味
(
うま
)
そうだから、ふうふう
蒸気
(
いき
)
の上る処を、がつがつして、加減なしに、
突然
(
いきなり
)
頬張ると、アチチも何もない、吐出せばまだ可いのに、
渇
(
かつ
)
えているので、ほとんど本能の
勢
(
いきおい
)
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“蒸気”の意味
《名詞》
液体が蒸発又は固体が昇華して気体となった状態のもの。水の蒸気が圧倒的に多いので、水蒸気の事を蒸気と略する場合もある。
湯気。
(出典:Wiktionary)
“蒸気”の解説
蒸気(じょうき、en: vapor, vapour)は、物質が液体から蒸発して、あるいは固体から昇華して、気体になった状態のもの。
あるいは水蒸気 (steam)の略語として用いられる。
(出典:Wikipedia)
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“蒸気”で始まる語句
蒸気船
蒸気釜
蒸気機関
蒸気圧
蒸気鑵
蒸気鉄鎚
蒸気加減弁