萬華鏡まんげきょう)” の例文
新字:万華鏡
それはきたかたの着ている衣裳いしょうの一部だったのであるが、そんな工合に隙間からわずかに洩れている有様は、萬華鏡まんげきょうのようにきら/\した眼まぐるしい色彩を持った波がうねり出したようでもあり
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)