“まんげきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万華鏡80.0%
万花鏡10.0%
萬華鏡10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曠古こうこの大学理の流動、旋転が、一々大光明を発して、万華鏡まんげきょうの如く華やかに、グルリグルリと廻転しつつ、あなたの眼の前に……
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
清逸の心にある未練を残しつつその万花鏡まんげきょうのような花は跡形もなく消えせた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それはきたかたの着ている衣裳いしょうの一部だったのであるが、そんな工合に隙間からわずかに洩れている有様は、萬華鏡まんげきょうのようにきら/\した眼まぐるしい色彩を持った波がうねり出したようでもあり
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)