華歆かきん)” の例文
ところへ、故曹操の股肱ここうの一人たる華歆かきんが、許昌から早馬をとばしてきた。華歆来れりという取次ぎに、諸人はみな色を変じて
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
華歆かきんは早速使いを走らせ、魏王の名とその勢力をもって、遠く金城の地から夜を日に次いで華陀を洛陽へ招きよせた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すると華歆かきんが、王朗へきっと眼くばせしたので、帝は御衣ぎょいの袖を払って、急に奥の便殿へ馳け込んでしまわれた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
太尉華歆かきん、城門校尉楊阜ようふ、散騎黄門侍郎王粛おうしゅくたちは、初めから出兵に反対のともがらだったので、民の声として
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この中が怪しい。尚書令しょうしょれい華歆かきんを呼んでこい」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
華歆かきんは、きさきの黒髪をつかんでひきすえ、后が
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
華歆かきんをして御史大夫に。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
華歆かきんが奏した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)