“かきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瑕瑾67.2%
家禽25.0%
華歆4.7%
華欽1.6%
瑕瑳1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内々清心庵あまでらにいらっしゃることを突留めて、知ったものがあって、せんにもう旦那様に申しあげて、あら立ててはお家の瑕瑾かきんというので
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
猟の獲物の鳥獣や、家禽かきんや、その他の珍味が、村々には景気よく出まわり、食品店、肉屋、果物屋には人がつめかけていた。
駅馬車 (新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
華歆かきんは早速使いを走らせ、魏王の名とその勢力をもって、遠く金城の地から夜を日に次いで華陀を洛陽へ招きよせた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……ですから丞相には早速許都へお帰りあって、まず呉の使いの華欽かきんにお会い遊ばし、華欽を当分、呉へ帰さないことです
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、呉使華欽かきんに、大理寺少卿だいりじしょうけいという官爵を与え、彼を都へとどめておく一方、勅命を乞うて、程昱の献策どおり、勅使を呉の国へ馳せ下した。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庄司の家の瑕瑳かきんとも相成ること、一日も早く林太郎樣を勘當し、甥御をひご樣の助十郎を御家督に直し、御主人樣には御隱居の上、ゆる/\と御養生遊ばしたいと強つての御望で御座います