“菖蒲色”の読み方と例文

読み方	割合
しょうぶいろ	100.0%

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

しょうぶいろ(逆引き)

莨（たばこ）入れは持たないし——他（ほか）にべつに何も入れてある覚えはないが——とそっと手を落して、袖口に出してみると、よく鞣（なめ）してある菖蒲色（しょうぶいろ）の革紐（かわひも）が、いつでも解けるように

宮本武蔵：05 風の巻 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

菖蒲色（しょうぶいろ）の若者をたれかと見れば、越後（えちご）上杉家（うえすぎけ）の家来（けらい）、天鼓流（てんこりゅう）の築城家（ちくじょうか）村上賛之丞（むらかみさんのじょう）。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

“菖蒲色”の解説

菖蒲色（あやめいろ/しょうぶいろ）は、菖蒲の花のような青紫に冴えた赤みを加えた鮮やかな紫色。英名はアイリス（Iris）。
似た色に、杜若の花色に因んで杜若色があるが、菖蒲色の方が青みが強い。
JISの色彩規格には、あやめ色としょうぶ色の慣用色名で別々の色が定義されている。あやめ色はアヤメ科のアヤメの花に由来する「明るい赤みの紫」、しょうぶ色はショウブ科のショウブの花に由来する「あざやかな青みの紫」で定義されている。
(出典:Wikipedia)