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そうまい
ふりがな文庫
“
草昧
(
そうまい
)” の例文
“Oh, le bon temps, que ce siècle de fer!”(おお、この
草昧
(
そうまい
)
の時代の、楽しかりしころよ!)
ウィリアム・ウィルスン
(新字新仮名)
/
エドガー・アラン・ポー
(著)
人類がまだ
草昧
(
そうまい
)
の時代を脱しなかったころ、がんじょうな岩山の
洞窟
(
どうくつ
)
の中に住まっていたとすれば、たいていの地震や暴風でも平気であったろうし
天災と国防
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
野蛮
草昧
(
そうまい
)
の世の中なれば、教えの趣意もその時代の風俗人情に従い、天下の人心を維持せんがためには、知りてことさらに束縛するの権道なかるべからず。
学問のすすめ
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
草昧
(
そうまい
)
の世に一国民の造った神話を、そのまま歴史だと信じてはいられまいが、うかと神話が歴史でないと云うことを言明しては、人生の重大な物の一角が崩れ始めて
かのように
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
時は初冬の
草昧
(
そうまい
)
で
戸外
(
そと
)
は一面靄立ち
罩
(
こ
)
め人の姿さえ朧ろである。
国事犯の行方:―破獄の志士赤井景韶―
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
これは映画の
草昧
(
そうまい
)
時代において、波の寄せては砕けるさまがそのままに映るのを見せて喜ばせたと同様に、トーキーというものにまだ一度も接したことのない観客に
映画雑感(Ⅰ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
桂川
甫周
(
ほしゅう
)
、杉田
鷧斎
(
いさい
)
等起り、専精してもって和蘭の学に志し、相ともに
切磋
(
せっさ
)
し、おのおの得るところありといえども、洋学
草昧
(
そうまい
)
の世なれば、
書籍
(
しょじゃく
)
はなはだ
乏
(
とぼ
)
しく、かつ、これを学ぶに師友なければ
慶応義塾の記
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“草昧”の意味
《名詞》
社会が未開で秩序立っていないこと。
(出典:Wiktionary)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
昧
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
“草昧”で始まる語句
草昧時代