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茶碗蒸
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ちゃわんむし
ふりがな文庫
“
茶碗蒸
(
ちゃわんむし
)” の例文
着物を脱ぎ換えて
膳
(
ぜん
)
に向かうと、膳の上に、
茶碗蒸
(
ちゃわんむし
)
といっしょに手紙が一本載せてある。その
上封
(
うわふう
)
を見たとき、三四郎はすぐ母から来たものだと悟った。
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
手軽にすると玉子の黄身四つへ大匙三杯の砂糖と一合の牛乳とを混ぜて御飯を大匙二杯加えてよく混ぜて
茶碗蒸
(
ちゃわんむし
)
の茶碗へ入れて
蓋
(
ふた
)
をして
湯煎
(
ゆせん
)
に致します。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
皆
(
み
)
んなよく掻き混ぜてボイル型があればバターを一面に敷いて入れますしなければ
茶碗蒸
(
ちゃわんむし
)
の茶碗でもようございますから弱い火で玉子へ
鬆
(
す
)
の立たないように四十分間
湯煎
(
ゆせん
)
に致します。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
大匙二杯と少しずつ混ぜながら入れて
箸
(
はし
)
でよく
掻
(
か
)
き
廻
(
まわ
)
してドロドロにしたものを
茶碗蒸
(
ちゃわんむし
)
の茶碗なら上等ですしあるいは御飯の茶碗へ入れて
冠
(
かぶ
)
さるほどの皿を
蓋
(
ふた
)
にしてもようございます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
“茶碗蒸(茶碗蒸し)”の解説
茶碗蒸し(ちゃわんむし)は、蒸し茶碗に具材を入れて溶き卵に出汁を加えて合わせた卵液を注ぎ入れて蒸した日本料理。和食の献立では吸物として供されることもある。
蒸し茶碗に入れて蒸した料理でも、かぶら蒸し、空也蒸し、羽二重蒸しなどは茶碗蒸しとは呼ばない。一方で歴史的には文字通り茶碗に具材を入れて蒸した料理の総称で、卵料理に限らなかったという。
(出典:Wikipedia)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
碗
漢検準1級
部首:⽯
13画
蒸
常用漢字
小6
部首:⾋
13画
“茶碗”で始まる語句
茶碗
茶碗鮨
茶碗酒
茶碗の水