茴香酒アブサント)” の例文
驚くのは巴里パリイの女は概してうなんであらうが、細君や例の下宿人の娘等がよく酒を飲む事である。シトロンでもあふる調子で食事ごとに葡萄酒や茴香酒アブサントを飲む。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ただえしぶく茴香酒アブサントするど玻璃はりのすすりなき。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
草場くさばには青き飛沫しぶき茴香酒アブサントえたちわたる。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)