花鳥はなとり)” の例文
油絵で見るような天使が大きな白鳥と遊んでいるありとあらゆる美しい花鳥はなとりを集めた異国を想像してどんなになつかしみ焦がれたろう。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
「しりたまはずやわがこひは 花鳥はなとりの絵にあらじかし 空鏡かがみ印象かたち砂の文字 梢の風の音にあらじ」
地獄 (新字旧仮名) / 神西清(著)
をとめ子の紅牙こうげの尺は花鳥はなとりの目もあてにしてをさなかりけり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
花鳥はなとりの繪にあらじかし
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
花鳥はなとりの日はきたり
花鳥はなとりの絵にあらじかし
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
畫にこそかけれ花鳥はなとり
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
足をあぐれば花鳥はなとり
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
足をあぐれば花鳥はなとり
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)