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花時
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はなどき
ふりがな文庫
“
花時
(
はなどき
)” の例文
可笑
(
おかし
)
かったのは、
花時
(
はなどき
)
に
向島
(
むこうじま
)
に
高櫓
(
たかやぐら
)
を組んで、墨田の花を一目に見せようという計画でしたが、これは余り人が
這入
(
はい
)
りませんでした。
江戸か東京か
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
花時
(
はなどき
)
に上野の方へ人出の多いは不思議がないが、昼でも
追
(
お
)
い
剥
(
は
)
ぎの出そうな佐竹の原へこんなに人出があるとは妙な時節になったものだと思って仕事をしていたことであった。
幕末維新懐古談:62 佐竹の原繁昌のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
花時
(
はなどき
)
にはいい香がかおって来て、桃色の窓掛の裾から私どものお室へはいって来てよ、そして緑色と金色とで羽根を飾った小さい鳥が、しじゅう丘の草原とレモンの花の間と
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
毎年の
花時
(
はなどき
)
……特に昨年の花時は東京の人気に一大変化を画した時であったから。
東京人の堕落時代
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
花時
(
はなどき
)
の天使園。
第二海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“花時”で始まる語句
花時分