艶味えんみ)” の例文
もしくは多少艶味えんみを含んだ情事に関することかであったろう、こちらからった手紙には十分に意を尽くし情をめて長い文句を書いてやったのであるから
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
ことに宛転えんてんたる嬌音きょうおんをもって、乾燥なる講筵こうえんに一点の艶味えんみを添えられたのは実に望外の幸福であります。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)