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船室
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キャビン
ふりがな文庫
“
船室
(
キャビン
)” の例文
僕は変に不愉快な
悪寒
(
さむけ
)
がしたので、これは空気がしめっているせいであろうと思った。諸君は海水で
湿
(
しけ
)
ている
船室
(
キャビン
)
の一種特別な
臭
(
にお
)
いを知っているであろう。
世界怪談名作集:13 上床
(新字新仮名)
/
フランシス・マリオン・クラウフォード
(著)
私は人のいない
船室
(
キャビン
)
でこれを書いている。今もなお時どきにびくりとしたり、または頭の上の甲板に死んだ人の神経的な
速
(
はや
)
い
跫音
(
あしおと
)
を聞くように思ったりして——。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
食後、一同は思い思いに船中に散らばって、一団は甲板椅子へ帰り、中には、食堂から直ぐ自分の
船室
(
キャビン
)
へ引き籠ったきり、
眩暈
(
よい
)
気味なのか、出て来ない人もあった。
海妖
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
熱帯とも思われぬような涼しい風が吹いて
船室
(
キャビン
)
の中も涼しかった。
旅日記から
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「だれか、だれかこの
船室
(
キャビン
)
に入ったわ……」
水中の怪人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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一等
船室
(
キャビン
)
の甲板から
頓馬
(
とんま
)
な首をのばして
かんかん虫は唄う
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
わしの
船室
(
キャビン
)
にはたいしたものもないが、まあ、そんなつまらないものでも売り払ってしまって、その代金は鯨油の代金が船員のあいだに分配されるように、平等にかれらに分配してやってくれたまえ。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
「じゃあ
船室
(
キャビン
)
まで送って行きましょう」
水中の怪人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「あたし
船室
(
キャビン
)
に入るわ」
水中の怪人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“船室”で始まる語句
船室給仕
船室昇降口室
船室小盗