いへ)” の例文
新字:
散る氣の習の付いて居る人は、の樣なかたちを現はすかといふに、先づ第一に瞳が其のいへを守らない。眼の功徳は三百六十や三千六百ともゆかぬ。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
麤食そしよくを常にして諸病に犯され易い薄弱體を有して苦んで居る人も有る。刺激物を取り過ぎて、心いへに安んぜざる悵忡悸懼の状に捉へられて困つて居る人も有る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)