“興貞”の読み方と例文
読み方割合
おきさだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太政官下知だいじょうかんげじに依って問罪の使節として下向して来た将軍の手につながれ、同年八月十二日甲午きのえうま、同族の兼有かねあり高郷たかさと興貞おきさだ等——すべて十八人、重罪により配流はいるといい渡され、伊豆の南端へ
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何事の罪を犯したか知らぬが、延喜十六年八月十二日に配流はいるされたとある。同時に罪を得たものは、同国人で同姓の兼有かねあり高郷たかさと興貞おきさだ等十八人とあるから、何か可なりの事件にもとづいたに相違無い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)