“臥破”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がば50.0%
がばっ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敦夫は臥破がばと起上った。そして記録の紙を一枚一枚、光に透かして叮嚀ていねいに見ていたが、急にそれを投出して立上たちあがった。
殺生谷の鬼火 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
敦夫は臥破がばっとはね起きるや、気絶している母を抱上げて洞穴を出る、もうあとは夢中で、蘆を踏倒し灌木を押分おしわけて街道へ出た。——そこから二三丁西に小作人の村田与二郎の家がある。
殺生谷の鬼火 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)