こた)” の例文
もとからすえく時には鱗の順ですからごくなめらかでサラ/\と抜けるけれど梢より根へ扱く時は鱗が逆ですから何と無く指にこたえる様な具合が有てうかするとブル/\ときしる様な音がします(荻)成る程そうだ順に扱けば手膺てごたえは少しも無いが逆に扱けば微かに手膺えが有る(大)サア是で追々に分ります私しは此三筋の髪の毛を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)