“膨大”の読み方と例文
読み方割合
ぼうだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兵粮は嫌でも他から仰がなければならぬのであるから、大概たいがいの者は頭と腕だけが膨大ぼうだいになつて、胃の腑が萎縮ゐしゆくする。從つて顏の色がくすむ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
経済は膨大ぼうだいになってゆく。君侯への心くばりから、使者の往来といったような社交。良人の身まわりもまるで違ってきた。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてそのふくろの中にしるを含んだ膨大ぼうだいせる毛と種子とがあって、その毛はそのふくろの外方の壁面へきめんから生じており、その種子は内方の底から生じている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)