“腹綿”の読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はらわた100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも、イヤな音でしたよ。人間一人、生命を取られる音というものは、大したことが無いようでも妙に腹綿はらわたにこたえますよ」
そこは入り込んだ町で、昼間でも人通りは少なく、魚の腹綿はらわたや鼠の死骸は幾日も位置を動かなかった。
ある心の風景 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
ぶた腹綿はらわたを焼いている煙が、もくもくと布の間から立ちのぼっている。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
洗濯は勿論、著物きものも縫ふ、はたも織る、糸も引く、明日は氏神うじがみのお祭ぢやといふので女が出刃庖刀を荒砥あらとにかけていささか買ふてあるたいうろこを引いたり腹綿はらわたをつかみ出したりする様は思ひ出して見るほど面白い。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)