“脂垢”の読み方と例文
読み方割合
あぶらあか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時も、敷き流して脂垢あぶらあかにしみた蒲団から、這い出て飯を食うと、また、そこへ這いこんだ。三日ばかりを無為に過した。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
今さらのように自分の着ている小倉の洋服の脂垢あぶらあかに見る影もなくよごれたのが眼につく、私は今遠方シグナルの信号燈ランターンをかけに行ってそのもどりである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)