“あぶらあか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脂垢50.0%
油垢25.0%
膩垢25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今さらのように自分の着ている小倉の洋服の脂垢あぶらあかに見る影もなくよごれたのが眼につく、私は今遠方シグナルの信号燈ランターンをかけに行ってそのもどりである。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
枕に巻いてある白木綿も、油垢あぶらあかで鼠色に染まっている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
シャツの上にかさねた襦袢じゅばん白衿しろえりには、だいぶ膩垢あぶらあかが附いていたが、こう云う反対の方面も、純一には見えなかった。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)