胡坐じょうら)” の例文
ほほほほ多一さん、貴下あんた、そうむつかしゅうせずと、胡坐じょうら組む気で、杯しなはれ。私かて、丸官はんのそばに居るのやない、この一月は籍のある、富田屋とんだやの以前の芸妓げいこ、そのつもりで酌をするのえ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)