背負守しょいまもり)” の例文
波の上の女郎花おみなえし桔梗ききょうの帯を見ますと、や、背負守しょいまもりの扉を透いて、道中、道すがら参詣さんけいした、中山の法華経寺か、かねて御守護の雑司ぞうしか、真紅まっか柘榴ざくろが輝いて燃えて
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)