背丈せいたけ)” の例文
そこへ、これはどうしたことだ、一人の書生が、人の背丈せいたけ程もある、大きなワラ人形をかかえて入って来た。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
わからせようとしても、その日その日に伸びてゆく背丈せいたけの問題だから、手のつけようがない。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
散歩していますと、ちょうどこの方くらいの背丈せいたけで、同じ着物を着てお髯もやはり短く切っていた若い方を見掛けました。その人はたしかに人に見られないようにしていたようでした。