トップ
>
胆刺
>
きもざし
ふりがな文庫
“
胆刺
(
きもざし
)” の例文
次郎の体を
被
(
かぶ
)
ッて投げた途端に、あの
胆刺
(
きもざし
)
の鋭い
穂先
(
ほさき
)
が顔面のどこかを機敏に突いたか掠ッたかしたものと思われますが、何しろ雲霧は目が開けない。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
駕
(
かご
)
が上がる。次郎は妙なことになったと思いながら、例の
胆刺
(
きもざし
)
を杖について行列の一番あとから
尾
(
つ
)
いてゆく。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その杖の先ッぽが、キラキラ光るふうなので、よく見ますと、鍛冶小屋の隅から持ち出してでも来たか、野獣を追う時に農家の者がよく使う、
胆刺
(
きもざし
)
と呼ぶ野槍であります。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
胆
常用漢字
中学
部首:⾁
9画
刺
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“胆”で始まる語句
胆
胆力
胆吹山
胆振
胆汁
胆玉
胆煎
胆太
胆気
胆魂