聴納ていのう)” の例文
この議は同時に二、三主張するものがあって、是非の論がさかんに起った。しかし後にはこれに左袒さたんするものも多くなって、順承が聴納ていのうしようとした。浜町の隠居信順がこれを見て大いにいかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)