“聴従”の読み方と例文
読み方割合
ちょうじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどまた、いう時にはいわなければいけない、とも信じられるので、彼は今、その得意な舌の限り弁じ立てて、まわりの者を、聴従ちょうじゅうさせずにかなかった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弟子の僧は、内供の予期通り、口を極めて、この法を試みる事を勧め出した。そうして、内供自身もまた、その予期通り、結局この熱心な勧告に聴従ちょうじゅうする事になった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)